【整体 ぎっくり腰・捻挫】筋整流法日本橋道場 人形町駅から6分 ：坐骨神経痛の施術

あまり身近に経験したことのない坐骨神経痛ですが、
腱引きを勉強していく中で、私の大きな成長のキッカケとなった症例で、

腱を引くと言う事はどういった事なのかを身体で経験できた想い出深い施術があります。

私が本部の合宿で研修をしている中、
久しぶりに五反田の塚本道場に顔を出しだ時です。

なんだか羽織袴で下駄を履いた凄いいでたちの方がお見えになりました。

その方は古武術を練習している方で体つきも良く、
隙などまるで無いような見た目をしていました。

しかしよくよくお話を聞いてみると練習中に腰を打ち、
思うように動けないそうです。

坐骨神経ライン上でピリピリと痺れるような感覚があるそうで、
研修中の身であり興味深々で兄弟子達の施術を観ておりました。

腰の腱を引いてみるもなかなか改善しない様で、
兄弟子達も四苦八苦しておりました。

私の番になり、施術してみましたがやはり良く解りません。

そこで習いたての骨に近いところで腱を引く施術をチャレンジしようと閃いたのです。

いままで曖昧だった3番の腱が見事に捉えられ、
夢中で勢い良く引いてしまったのです。

いま思うと恐ろしい勢いだったと想像出来ますが、
気合いの方が勝ったカタチで捉えた腱を放したくない一心でした。

そうしたら大きなミミズ程もあった腱がシュルシュルシュルと手元で溶けて無くなったのです。

あ！！っと思わず興奮しました。

これが腱を引いた・動いた感覚なんだ。

少しだけ外れてた腱が骨際に収まるとにスッと消えてしまう。
不思議な感覚です。

これほどの手応えがあったので、立ってもらい屈伸をしてもらいました。
劇的に坐骨の不具合が軽減されたそうです。

なかなか坐骨神経痛でお困りのお客様には巡り合えませんが、
私には想い出深い症例の一つです。